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Channel: 大輔べ
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2017年9月の「仙丈ヶ岳」小屋泊登山

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仙丈ヶ岳

南アルプスの女王と呼ばれている「仙丈ヶ岳」は、これまで登った山の中で一番好きな山。初めて「小仙丈ヶ岳」に立ったときは、あまりの素晴らしさに感動しました。

それ以来また登りたいとは思っていたものの、なかなかタイミングが合わずに5年が経過。台風15号の影響が心配でしたが、晴れそうな予報だったので、このチャンスを逃すまいと急遽前日に登ることを決めました。

登山日

2017年9月2日(土)〜3日(日)

登山ルート&タイム

1日目
仙流荘→こもれび山荘

2日目:歩行計9時間(休憩など含む)
こもれび山荘(3:40)→大滝ノ頭(5:15)→小仙丈ヶ岳(6:15)→(7:35)仙丈ヶ岳山頂(8:20)→仙丈小屋(8:45)→馬ノ背ヒュッテ(9:30)→大滝ノ頭(10:15)→こもれび山荘(11:40)→仙流荘

※「仙流荘」と「こもれび山荘」間の移動はバス

登山記録

1日目は「仙流荘」から「北沢峠」にある「こもれび山荘」までのバス移動のみ。

「仙丈ヶ岳」は、「仙流荘」か「芦安」からの始発バスに乗れば、日帰りで登ることは充分可能ですが、少しでも早い時間から登り始めたかったのと、混雑を避けるため「こもれび山荘」に前泊しました。

「こもれび山荘」はバス停の目の前にあるので、1日目の予定はあっという間に終了。13時頃に着いて時間がたくさんあったため、「長衛小屋」まで散策にいったりして時間を潰しました。

こもれび山荘

今回泊まった2階の大部屋はほぼ埋まっていましたが、布団は1人1枚使えましたので、そこそこ快適なスペースが確保できました。

こもれび山荘の夕食

翌日の登山に備えてしっかり食べて、消灯時間の20時におやすみなさい!山の夜は早いのです!

さて、2日目。朝というか深夜2時頃から活動を開始したグループや、ガサゴソと出発の用意をする大きな音で、すっかり目が覚めてしまい、当初の予定よりも1時間以上早い朝3時半に出発することに。もちろん日の出前なので、あたりは真っ暗。

日の出

「大滝ノ頭」を過ぎたころ「栗沢山」と「アサヨ峰」の間から日の出。「早川尾根」はまた歩きたいな。

ハイマツ帯

ハイマツ帯まできたらあと少しで「小仙丈ヶ岳」。このあたりまでくると眺望が良くなるので、辛い登りもへっちゃら!

仙丈ヶ岳から見た富士山と北岳

左を見れば、日本で1番高い「富士山」と、2番目に高い「北岳」。

仙丈ヶ岳から見た甲斐駒ケ岳と八ヶ岳

振り返れば「甲斐駒ケ岳」と「八ヶ岳」。雲の雰囲気がよかったのですが、上にあがってこないかちょっと心配で、若干ペースアップしました。

小仙丈ヶ岳からの仙丈ヶ岳

そして、登り始めてから約2時間半で「小仙丈ヶ岳」に到着。やはいここから見る「仙丈ヶ岳」は最高に美しい!何度見ても感動ものです。

仙丈ヶ岳

こんなに最高の青空の下、稜線を歩いたのはいつぶりだろう?ちょっとバテはじめてましたが、山頂まではもうひと踏ん張り!

仙丈ヶ岳

山頂が見えましたが、見えてからが意外としんどい。このあたりではたくさんの「ホシガラス」が飛んでいました。「雷鳥」も出てきてくれないかな?なんて考えながら歩いているうちに山頂に到着。

仙丈ヶ岳の山頂

山頂からは「北アルプス」や、「中央アルプス」、「白山」などが見られる大パノラマ!!そんな贅沢な景色を見ながら食べた「こもれび山荘」の朝食の弁当はうまかった。

仙丈ヶ岳

前泊したことや、登り始めた時間が早かったので、山頂では1時間くらいゆっくりできました。もっともっとゆっくりしていたかったのですが、山頂に人も増えてきたし、帰りのバスの時間や、中央道の渋滞にはまりたくなかったので、下山することに。

仙丈ヶ岳

登りと同じ「小仙丈ヶ岳」を通るルートだと登ってくる人が多そうだったので、「仙丈小屋」に下って「馬ノ背ヒュッテ」を通るルートで「北沢峠」に戻りました。

「北沢峠」に着くちょっと手前で「ベニテングタケ」がお出迎え。バテバテでうつむきがちで歩いていてもいいことありますね。

「仙流荘」行きのバスが出るまでに時間があれば、「こもれび山荘」で「スープカレー」を食べたかったのですが、臨時便が出るとのことでしたので、諦めてそのまま帰りました。

まとめ

2017年の夏山は、仕事や天候の関係で、ほとんど山に登れずフラストレーションが溜まる一方でしたが、この1回の登山で全部不吹っ飛びました!やっぱり山登ったりして、適度にリフレッシュすることはとても重要ですね。

「仙丈ヶ岳」は3,000mを超える山ですが、危険な岩場などはありません。また、「小仙丈ヶ岳」まででも充分素晴らしい山登り体験のできるおすすめの山です。バスを使わないと登山口まで行けないのはちょっと面倒くさいですけどね。

来年は「甲斐駒ケ岳」とセットで登ろうかな。


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